2011年01月30日

synucleinの1

1,
Synuclein:
a neuron-specific protein localized to the nucleus
and presynaptic nerve terminal.
Maroteaux L, Campanelli JT, Scheller RH.
J Neurosci. 1988 Aug;8(8):2804-15.
2,
Cell and tissue distribution and developmental
change of neuron specific 14 kDa protein (phosphoneuroprotein 14).
Shibayama-Imazu T, Nakaya K. et al
Brain Res. 1993 Sep 17;622(1-2):17-25.
3,
Molecular cloning of cDNA encoding an unrecognized component
of amyloid in Alzheimer disease.
Uéda K, et al
Proc Natl Acad Sci U S A. 1993 Dec 1;90(23):11282-6.
4,
Identification of two distinct synucleins from human brain.
Jakes R, Spillantini MG, Goedert M.
FEBS Lett. 1994 May 23;345(1):27-32.

1の論文において、synucleinを発見したと言う。全くの私の
想像であるが、synucleinと言う言葉は、シナプスとヌクレウス
とプロテインを併せたものでないかと思う。
神経終末のvesicleの中に新しい蛋白を発見し、その抗体を
作ったら、神経終末と核が染まったと言う。著者は複数の
類似物の存在を考えている。
2の論文に於いて、ニューロンに14 kDaの蛋白を発見している。
中谷先生は昭和大学の薬学部の教授だが、残念なことに
定年退職されている。
3の論文はアメリカ在住の日本人名だが、その物質とアミロイドの
関係を発見している。
4の論文はこれ等の研究を統合して、1の物質はアルファ、
2の物質はベータsynucleinと同種の物質と指摘した。
日本人がβsynucleinを発見しかつ神経病との関係を見出して
いる。
posted by ヘフティー at 22:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

X線結晶解析とリボソーム

X線結晶解析から見えてきたリボソームの実像
内海利男、信州大学繊維学部、
実験医学 vol20,No10,7月号、p1408-1413、2002
核酸塩基配列が形態的に区別がつく。
アミノアシルtRNAが結合するAサイト
ペプチジルtRNAに対応するPサイト
脱アシル化した遊離直前のtRNAがつくEサイト
伸長しつつあるペプチドが通るトンネルなど形態の
説得力はすごい。
内海先生の解説は明快でおすすめの文献です。
posted by ヘフティー at 11:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

HIVのアキレスの踵を射抜いた

1、
Catalytic antibodies.
Tramontano A, Janda KD, Lerner RA.
Science. 1986 Dec 19;234(4783):1566-70.
2、
Selective chemical catalysis by an antibody.
Pollack SJ, Jacobs JW, Schultz PG.
Science. 1986 Dec 19;234(4783):1570-3.
3、
At the crossroads of chemistry and immunology: catalytic antibodies.
Lerner RA, Benkovic SJ, Schultz PG.
Science. 1991 May 3;252(5006):659-67.
酵素反応では、酵素と基質は複合体をつくり、生成物へ変化するが、
その途中で遷移状態を経由する。(transitional state)
トラモントはtransitional stateに対するmonoclonal 抗体を
作って、抗体が酵素のような作用をすることを示した。
3はレビュー。

4、
Specific HIV gp120-cleaving antibodies induced by covalently reactive analog of gp120.
Paul S, Nishiyama Y.
J Biol Chem. 2003 May 30;278(22):20429-35.
HIVウイルスは抗原性が変化しやすい。
gp120部分は変化しない。そこを攻撃する抗体を作った。
ジャーナリズムではHIVのアキレスのかかと(弱点)を
射抜いたと表現している。
触媒活性のあるmonoclonal抗体をabzymeとか
catmab=catalytic monoclonal antibodyと言われている。
posted by ヘフティー at 23:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

リボソームの機能と極微形態学

A structural view on the mechanism of the ribosome-catalyzed
peptide bond formation.
Simonovic M, Steitz TA.
Biochim Biophys Acta. 2009 Sep-Oct;1789(9-10):612-23.
リボソームのpeptidyl-transferase center(PTC)に於ける
mRNAからtRNAの運ぶアミノ酸をペプチッドに繋げていく機構の
生化学的解明から数オングストロームの極小形態学につなげた
業績の簡潔な素晴らしい解説。
文献と図が多いので本文は短い。
posted by ヘフティー at 00:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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